中1の娘が、「もうすぐ中間テストがあるから勉強教えろ!」と言ってきました。

漢字と英単語は、「とりあえず書きまくれ」と投げっ放し、社会に関しても「書いて覚えろ」と言っておいたのですが、
娘が、「社会は何を覚えていいかわからないんだよ!」と言うので、
「教科書で先生が詳しく話していたところに赤線引いてるのか?」と聞くと、娘の教科書は真っ白ではないですか。


父「なんで教科書に線も何も引いてないんだよ」

娘「だって、教科書は汚しちゃいけないと思っていたんだもん」

父「教科書は汚すもんなんだよ。シーズン通してグローブが新品のままのプロ野球選手がいるか?」

そんな無茶な大人目線の会話から始まり、まずは社会の教科書で覚えるべき単語に線を引かせることにしました。

娘は、原人名から覚えています。

「アウストラロピテクス、アウスタラロピテクス、アウトピテクス…」


うん、僕も中1の時に「アウストラロピテクス」がなかなか覚えられず数十回ノートに書いて覚えてたよ。

でもね、一度もテストに出たことはないよ。

今でもまだ覚えているけど、試験はおろか日常会話で一度も使ったことがない単語だよ。


教科書6ページの原人名から覚え始めている娘に聞きました。

父「テストの範囲はどこまで?」

娘「36ページまで」

ちょっと待て。テストはいつだ?

娘「一週間後」


娘よ!
今猿の名前から覚えようとするのは、一週間後に甲子園の予選が始まるのにうさぎ飛びから始めているようなものだぞ!


父「36ページって何時代だ?」

娘「平安時代が始まるところ」

父「この納期なら、猿から覚えようとするな。まずは聖徳太子関連だ!その後に四大文明や縄文弥生に行って余裕があれば猿に戻れ!」

娘「せっかくアウストラロピテクスを覚えようとしてるのに!」

キレる娘。

父「パパは経験しているのです。アウストラロピテクスとスリランカの首都は、覚えただけ無駄だったのです」

一度も試験に出なかったことを今さら悔やむ俺。


あの頃、無駄にいろいろ覚えていたように思います。

これらの記憶は、今ではググれば何とかなることです。
脳みそに入れておく必要はなく、サーバー上に入れておく情報。

覚えるべきことは「単語」ではなく、「歴史の流れ」と「そこにあった人の心の流れ」だとは思いつつ、
未だに中学のテストのシステムがこうなので、娘に単語を覚えさせざるをえない父なのでした。