前回、ソーシャルゲーム業界座談会の序盤の方の話を書きましたが、今回もその続きになります。

 これからソーシャルゲームを作っていきたい某音楽エンタメ系会社のHさんから、「どんな開発会社に頼めばいいですかねえ」と質問がありました。

そこで、開発と運営経験があるメンツが語ります。

「ホテルで考えると、ホテルの経営が上手い人が、ホテルを建てられるわけではないんですよね」

某大手ゲーム会社のN氏が言いました。

「ホテルを作るには設計する人が必要で、経営が上手い人が設計はできるわけないんです。
ソシャゲに例えれば、運営が上手い人 がゲームの開発ができるかと言えばそうでもないんです」

要は運営が上手い人や会社と、開発ができる人や会社は別ということです。


また今勢いのあるソシャゲ会社のT氏は、ディレクター像をこう語りました。

「 ゲームを作っていく中でいろいろな意見が出るのですが、ブレない軸を持っている人がディレクターじゃないと、きっちりしたものができません。
『このキャラはこんなこと言わない』とかはっきり指摘できる人です」

映画で言えば監督ですね。

現場のリーダーは、頭の中で完成図が描けていないといけません。


開発会社の選定の話に戻ると、僕の経験から言えることは、過去にヒット作を作った会社だからと言って単純に発注してはいけないということです。

この業界は出来て新しいことと転職も激しいことから、ヒット作を出したクリエイターは既にその会社にいない可能性が大なのです。

特にそこそこのヒットを出したにも関わらず、その後1年以上小さいヒットも出ていないだとか、会社が売り上げ規模や社員数で成長していない場合、既に優秀なクリエイターは辞めている可能性があります。


また、中小の開発会社の場合、ノウハウは会社に残らず、個人にだけ蓄積しがちで、そのクリエイターが抜けた場合、その穴を補えない状況になりがちです。

外注的立ち位置ではなかなか開発者の名前が表に出てきませんが、どこの会社に発注するかではなく誰に発注するかが重要だったりします。

でも何本かヒットを出した会社は、自社開発に旨味を覚えて委託はやってくれなくなったりするんですけどね。


ここまでは業界の硬い話になってしまい、ニートくんが無口になってしまったので、恒例の「最近のニートくんがやっているエロゲー」について話を振ってみたのでした。

その話はまた次回。