クラウドファンディングMakuakeで、「打ち上げ参加券」を支援していただいた方を招いて「タッチ・ザ・マッピー」の打ち上げを開催してきました。

「マッピー」「ディグダグ」「ゼビウス」「ドルアーガの塔」「ギャプラス」「ドラゴンバスター」などの80年代の名作ゲームに関わったレジェントクリエイターを交えての飲み会です。


80年代のゲーム話の中で感慨深かったのが、80年代のパソコンではカセットテープでゲームが出来たこと。

しかもラジカセのダブルデッキ(80年代の遺品)でゲームをダビング(死語)することが出来たのです。


ちなみに中2の娘に「ダビングって知ってる?」と聞くと、「ダイビングのこと?」と言っていましたよ?

さらにちなみに中2の娘に「カセットテープ見たことある?」と聞くと、「見たことがあったようななかったような…」という回答でした。

僕ら四十代で言うと、今カセットテープは「蓄音機」のような存在なのかも!


当時MSXは、カセットテープのゲームも多かった。

中高時代にクラスでMSXを持っているのは2、3人で、希少価値からMSXを持っているだけで友達になれました。

当時パソコンショップのなかった田舎に住んでいた僕は、街に行く際にMSX仲間に「レリクス」というゲームを買うのを頼まれました。

もちろんお金を渡されて。

relics


このゲームは、主人公に実態はありません。魂です。倒した敵に乗り移りながら遺跡を探索するゲームで画期的でした。

そんなゲームを買ってきてと頼まれたのですが、僕もそれがやりたかった。

ちゃんと探して買って行ったのですが、勝手に封を開けてその友達の「レリクス」をダビングしたのでした。

後日、その友達から「お母さんがそういうことしちゃいけないって言ってたよ」と勧告を受けたました。


今思えばせめて半分払えば良かった。

その前に著作権法違反でしょうが。


カセットテープでゲームを読み込む時に「ピーガラガラ」という独自の音が鳴ります。

「マッピー」の企画者の佐藤さんから、「当時は、カセットテープのローディングの音で何のゲームかわかる奴がいたんだよ」という話が出ました。

ローディングイントロクイズがあれば優勝ですよ!


あの音にデータが入っているのか?カセットテープで何故ゲームを遊べるのかは、僕にとっては未だに腑に落ちないところです。


あの頃ゲームを始める前に20分以上ロードを待っていたこともあり、今スマホで1分起動しないぐらいで無料ゲームを止めてしまうことを、改めて贅沢に感じるのでした。