元会社の後輩で元素人童貞のサブちゃんが、初カノジョが出来てから婚約するまでの話を書きましたが、
※「うっかりサブちゃん 初恋編」
※「うっかりサブちゃん 婚約編」
今日は、うっかりサブちゃんがまだ恋愛をしたことがなかった頃の話をしましょう。
それはサブちゃんが34歳ぐらいの頃でした。
ゴールデンウィーク明けの出勤日、サブちゃんは西部警察の大門のようなサングラスで現れました。
普段からサブちゃんには積極的に関わろうとしない同じ係の社員達は、そのサングラスに誰もツッコミません。
しかし、大門サングラスのサブちゃんを見た僕の心の中では、西武警察の曲が流れ出し、僕は思わず、
「何、その渡哲也感!!」
とツッコんでしまいました。
するとサブちゃんは、「実は…」とゴールデンウィーク中に二重にしたことを話し出しました。
え!素人童貞なのに!?
自ら美容外科を探し、「GACKTにしてください」と電話で訴えたそうです。
すると、美容外科は意外にも、「できますよ!」。
しかし、あらゆる顔のパーツをイジらないといけないらしく、百万以上かかるとのこと。
サブちゃんは、仕方なく「じゃあ普通の二重で」ということで二重だけの手術をしたのです。
そしてゴールデンウィーク明け。
術後で目が腫れているサブちゃんは、美容外科で渡された渡グラスで出社したのでした。
二重にしてからもGACKTのようにモテるどころか、学徒出陣のように女の子に突撃しても駆逐される状態でした。
それでもあの頃のサブちゃんの「モテ」への探究心は止まりませんでした。
当時サブちゃんは、こんなタイトルの本を読んでいました。
「ヤクザは女をどう口説くのか」
サングラスは西武警察なのに、次はヤクザか。
ここでもうっかりか!
サブちゃんは、その本を読んで何かを悟ったかのように、僕にこんな質問をしてきました。
「先輩、ヤクザってなんで女にモテるか知ってますか?」
男気あるからじゃないの?強引そうだし。
すると、サブちゃん。
「逆なんです」
そして、ヤクザと女について語り出しました。
「ヤクザって刑務所に入っている間は、女の人を抱けないじゃないですか?
だから女性のありがたみをわかっていて、社場に出た時は女の人を大切にするんです。
だから女にモテるんですよ」
つうかおまえ、素人童貞じゃないか。
よくその口がそんなこと語れるな。
ある意味、おまえはまだ社場に出てないぞ?
童顔なのに二重にまでして、つぶらな瞳にいっそう磨きをかけてしまったのに、なぜそんな本を買った?
サブちゃんは僕にもその本を貸してくれたのですが、「これをどう活用しろというのだ」といっそう思ったのでした。
※「うっかりサブちゃん 初恋編」
※「うっかりサブちゃん 婚約編」
今日は、うっかりサブちゃんがまだ恋愛をしたことがなかった頃の話をしましょう。
それはサブちゃんが34歳ぐらいの頃でした。
ゴールデンウィーク明けの出勤日、サブちゃんは西部警察の大門のようなサングラスで現れました。
普段からサブちゃんには積極的に関わろうとしない同じ係の社員達は、そのサングラスに誰もツッコミません。
しかし、大門サングラスのサブちゃんを見た僕の心の中では、西武警察の曲が流れ出し、僕は思わず、
「何、その渡哲也感!!」
とツッコんでしまいました。
するとサブちゃんは、「実は…」とゴールデンウィーク中に二重にしたことを話し出しました。
え!素人童貞なのに!?
自ら美容外科を探し、「GACKTにしてください」と電話で訴えたそうです。
すると、美容外科は意外にも、「できますよ!」。
しかし、あらゆる顔のパーツをイジらないといけないらしく、百万以上かかるとのこと。
サブちゃんは、仕方なく「じゃあ普通の二重で」ということで二重だけの手術をしたのです。
そしてゴールデンウィーク明け。
術後で目が腫れているサブちゃんは、美容外科で渡された渡グラスで出社したのでした。
二重にしてからもGACKTのようにモテるどころか、学徒出陣のように女の子に突撃しても駆逐される状態でした。
それでもあの頃のサブちゃんの「モテ」への探究心は止まりませんでした。
当時サブちゃんは、こんなタイトルの本を読んでいました。
「ヤクザは女をどう口説くのか」
サングラスは西武警察なのに、次はヤクザか。
ここでもうっかりか!
サブちゃんは、その本を読んで何かを悟ったかのように、僕にこんな質問をしてきました。
「先輩、ヤクザってなんで女にモテるか知ってますか?」
男気あるからじゃないの?強引そうだし。
すると、サブちゃん。
「逆なんです」
そして、ヤクザと女について語り出しました。
「ヤクザって刑務所に入っている間は、女の人を抱けないじゃないですか?
だから女性のありがたみをわかっていて、社場に出た時は女の人を大切にするんです。
だから女にモテるんですよ」
つうかおまえ、素人童貞じゃないか。
よくその口がそんなこと語れるな。
ある意味、おまえはまだ社場に出てないぞ?
童顔なのに二重にまでして、つぶらな瞳にいっそう磨きをかけてしまったのに、なぜそんな本を買った?
サブちゃんは僕にもその本を貸してくれたのですが、「これをどう活用しろというのだ」といっそう思ったのでした。
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