銘菓みたいなブログタイトルだが。

多分中身が白餡だ。

そんなことを言っている場合じゃない。

新型コロナをブログでディスっていたら、今僕の住む実家のある街(町?)で新型コロナ患者が発生した。

7万人程度の小さい市である。

鹿児島に新型コロナ患者がいないのは、「芋焼酎でアルコール消毒しているからだ」というネットの噂もあったが、よくよく考えれば志村けんも焼酎でアルコール消毒していたはずだ。


今回の発生の件は、イギリスに在住していた40代女性が帰国して実家の鹿児島に戻って来た際に熱が出て発覚した。

鹿児島空港からの経路も発覚しており、地元の一流スーパータイヨーS店で買い物をして帰ったことが発表されている。


笑い事でないのは、高齢の母である。

介護を要する父は深くはわからず、「風邪が流行っちょるなあ」程度の認識であるが、心配性の母は、介護を受けている父のこともあり、「タイヨーS店のある付近には、当分行かない」と自分ロックダウンを発令し、いちいち僕に宣言した。


母親は、「タイヨーS店の人が、こっちのタイヨーに流れてこないかねえ・・・」と、近所のタイヨーにS地区の人が来ないかと、とてつもなく狭い偏見で心配をしていたので、「ハンセン病の時代か」とつっこんでおいた。


田舎は高齢者が多い。
必要以上に警戒もする。
1パーセントでも可能性のある人は遠ざけるようになる。


なんとなく悪い日本人像を見た気がしたが、高齢者には生死に関わる問題であることには変わりない。


おそらく想像されるのが、鹿児島の新型コロナ第一号となってしまった人は誰か、隣近所の人達は5Gの速さより広めていることだろう。

田舎ではご近所の噂に関しては、グループLINEよりも早い。


得に高齢者の多い地方では、差別や間違った情報が狭い範囲での二次被害を生むような気がした。