拝啓 尾崎豊様
先日このブログで、あなたの名曲「15の夜」を、サラリーマンの唄「35の夜」として替え歌にしましたが、あれからの10年後も作ってみました。
聴いてください。
「45の夜」
曲 尾崎豊
詩 鈴屋二代目
手書きの始末書と現実を見てる俺
上司の話はうわの空 将来を悲観してる
やり場のないストレスを 風俗で出したい
嫁に秘密のへそくり 見つかれば俺のものでない
しゃがんで飼い犬に 手の平向けると
「お手」のひとつも解りあえず 主人を睨む
そして嫁達は今夜 寿司屋に行く計画を立てた
俺が今日 残業で遅くなるからー
ひと月の食費が いくらのかさえ解らず震えている
45の夜ー
準急電車で走り出す 行き先は立ち飲み屋
煙草の煙立ちこめる中へ
ローンに縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 45の夜
冷たい風 冷えた身体 人恋しくて
立ち飲み屋でバイトする娘に 「彼氏いるの?」と話しかける
店の中 ぽつんと光る 食券販売機
200円で買えるぬくもり モツ煮込みを握りしめ
この先の10年も解らないけど
会社で大規模リストラ ずっと怯えている
上司達は目標を達成しろというが 俺は無理なのさ
無茶な売上予想が現実可能だと言い張るならばー
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な
45の夜ー
準急電車で走り出す 行き先は立ち飲み屋
煙草の煙立ちこめる中へ
覚えたての流行りのギャグで バイトの娘を見つめながら
本気で口説こうとした 45の夜
準急電車で走り出す 行き先は立ち飲み屋
煙草の煙立ちこめる中へ
他人に縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 45の夜

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