ソーシャルゲームをする時、つい10歳ほどサバを読んでしまいます。
こんばんは、鈴屋二代目です。

ソーシャルゲームのバブルがはじけた感が蔓延しつつありますが、それを象徴するようにイケイケだったグリーが200人のリストラを開始しました。

そんな中、早速早期退職するであろうグリー社員を採用しようとする会社も出てきています。

僕のいる会社も数年前にリストラがありました。
リストラをすると確かに翌年から業績は上向くんですね。
でも、一度やってしまうと社員と会社の信頼関係がなくなります。

僕の会社であったリストラでは、50前後の役職の低い社員は次々と首を切られていました。

それを見ている40代の一般社員は、「数年後は自分だ」と思い始めるのです。

そして、いつそういうことが起こってもいいように自分の身は自分で守る決意を始めます。

特にクリエイター系社員は、管理職になりたくて仕事をしているわけではない人が多く、現場で仕事をするタイプの人間が多い。

感性は年齢で劣るものではないけど(そう信じているけど)、この先の貢献年数や会社が支払う給料の負担額で若い人と比べると、40以上の社員は弱い。

あの頃、僕の知っているクリエイターの先輩達は、次々と行く先も決まっていないまま辞めていきました。(辞めさせられました)

一度会社がリストラをすると、斬るか斬られるかの「間合い」を会社と社員が常にどこかでとっている状態になります。
お互いどこかで信用していない。

「日本人的に」とかで考えるのは古臭いかもしれませんが、村社会の農耕民族のDNAを持っている日本人には、この制度は合っていないように思うのですけどねえ。

日本人は、というかそもそも人は、信頼関係を持てて評価されてこそ強みを発揮するものだと思います。

任天堂の岩田社長は、今年の株主総会でこう発言しています。

「数年サイクルで山と谷のあるビジネスにおいて、短期的な業績回復を求めてリストラを行うと会社で働く人たちのモラール(士気)が下がる。そして、そういった人達が不安に怯えながら作ったソフトが、本当にユーザーの心を動かせるのか」

社員に愛のない会社は、顧客に対しても愛は持てていないはず。
その製品にももちろん愛はありません。

高度成長期にあった終身雇用制を羨んでもしょうがないですが、今考えると、あの時代にそれでも会社を出て行く人は、よほどの信念があったのですね。

信念も何も持たないで追い出される人が増えていく。

会社と社員。斬るか斬られるか。
闘う時は突然やってきます。才能、経験、人脈・・・自分が持っている刀は磨いておいた方がいいですね。



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