例のマッピーのアプリ開発ですが、先日サウンド担当のZUNKOさん 、ディレクションとプログラムをお願いしているコスモマキアー森くんの3人で音関連の打ち合わせを行いした。


 ZUNKOさんは、「ギャプラス」「ドルアーガの塔」「風のクロノア」など数々のゲームサウンドを担当した大先輩です。

今はゲームからは離れて硬いお仕事をしているのですが、今回このゲームのためだけに復帰していただきました。

今回の打ち合わせはスマホで動く試作品を見てもらい、ZUNKOさんに曲のイメージを作っていただくのが趣旨です。


とは言いつつ、コスモマキアー森くんがZUNKOさんファンだったこともあり、雑談が半分以上。

「ディグダグアイランドでZUNKOさんにサウンドをお願いしに行ったら断られたんだよー」とナムコ在籍時の話をする森くん。

ZUNKOさんは、「それは退職前だったから」。


ZUNKOさんファンは、僕の友人にも多いものです。

「ZUNKOさんファンが期待してますよ」と言うと、「プレッシャー与えないで」。

ZUNKOさん曰く、「サウンドは最後の最後に依頼が来て、締め切りもぎりぎりだったりするんだから大変なのよ」


確かに音を作るには、ある程度ゲームが出来ていて画が見えないとイメージが沸かないものです。

BGM、ジングル、効果音。
それぞれゲーム画面を見ながらイメージを膨らませることが必要です。

とは言いつつ今回はマッピーなのもあり、メインのBGMが重要なので、まずは現段階で動くものを見てもらってBGMを作るにしました。


ちなみに企画段階では、主役はニャームコ(猫)でした。

マッピーに盗品を奪回されたニャームコ達は一家離散しましたが、再び集結したニャームコ一家がマッピーから盗品を奪回するという設定でした。

ZUNKOさんは、ニャームコが好きなため、ニャームコのサウンドを作れると乗る気だったんですが、
以下の問題を森くんが指摘したのです。


「猫がネズミから逃げるっておかしくない?」


うーむ。確かに。

それに多くのマッピーファンは、直感でマッピーが主役だと思ってしまうのではないだろうか。

ということで結局マッピーが主役になりました。


大野木氏が作ったマッピーのBGMを大好きな人が多く、あのイメージを壊さずアレンジすることをZUNKOさんはプレッシャーに思っています。

そんな中、「オリジナルの曲に原曲のフレーズを挟みつつ作れないですかね」と作る側の難易度を無視してお願いする僕。

新生ZUNKOさんの素敵な8ビット風新曲が聴けることと思います!←プレッシャー