先日仕事として、SMクラブの女王様とお会いしてきました。


日中の外出時にボンデージなわけはなく、一見美大の女子大生のようなおとなしめな感じの方でした。

でも夜は現役の女王様。

SMの奥深さについていろいろと聞いたのです。


SMクラブに来るお客は、世間の誰も知らない性癖をそこにだけ発散しにくる方々で、

SMクラブが一般社会での自分と、特別な性癖を持つ自分とのバランスを取っているとのこと。

どっちの顔も自分であり、SMクラブがあるから溜まったものをはき出してゼロになり、また一般社会へ戻っていけるそうです。


最近ではオラオラで強引な男性をよく「ドS」と表現しますが、そこには勘違いなSっぷりを発揮している人が多いように思います。

本当のSは、相手を受け入れ、相手の望むことを引き出し、それをやってあげるのです。

オレ様感を押しつけるだけでは、器が小さすぎる。


よく、「SはサービスのSだ」と言いますが、お会いした女王様は、「相手が望むことを察して、言葉にした要求以上のことをしてあげると、お客様は喜んでくれます」と語っていました。

まさにサービス業なのです。

SMも「おもてなし」の世界です。


相手が「許してください」と言っても、「その許してください」に「・・・もっと」という心の声が聞こえたら、より強く踏みつける。

そんな心配りが必要なのです。

それが、SMクラブにおける「優しさ」。

既婚者には跡が残らないように縛る配慮もするとのこと。


お客の中には、80歳の高齢者の方もいるそうですが、

血流が止まったりするのは怖いので、さすがに強く縛るのは抵抗があるとのことでした。

それも女王様の配慮です。


そんなSMの世界について、今後学んでいくことになると思います。
一体オレはどこへ向かっているのか。

※ミール316さん、コメント、先日気付きました!誰が読んでいるのかわからない、一件のコメントすらありがたいブログ。無駄に更新中♪