新型コロナの影響で高2の娘は一月家で引きこもることになった。
僕は実家の鹿児島にしばらくいるために娘の面倒を見られないのだが、
3月から小中高を休校にするという政府の発表の後に娘に電話したら、
「月曜から休みだよ!やったよ!」
と何かを勝ち取ったかのように喜んでいた。
そして今日の昼間に娘に電話してみた。
5回以上コールしても出ないので、また昼寝しているのだろうと思ったが、娘は「起きてたよ!」。
「で、何してたの?」
「・・・」
「またスマホでゲームだろう」
「うん」
「何かイベント始まったんだろ」
「・・・」
よくよく考えれば、ソシャゲ業界はユーザーを取り込む絶好のチャンスに恵まれたことになる。
中高で一学年の生徒数をざっくり平均100万人とすると、600万人が何もすることがない時間が生まれるのだ。
暇であることを余儀なくさせる状態が生まれると、ソシャゲ業界は活気付く。
日常でいえば、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始がソシャゲ業界の稼ぎ時だ。
今回これらと違うのは、イベントもなく外出を規制せざるを得ない人が多い日常であるということだ。
トイレットペーパー以外何も不自由もないのに家にい続けなければいけない状態である今は、気が付けばソシャゲにハマってしまう日常なのである。
しかも卒業生は受験が終わってすべきことが自動車免許を取る以外何もない時期だ。
この3月においてはメインユーザーは学生なので、課金ユーザーはそれほど期待は出来ないのだが、軽い課金をさせるチャンスである。
そして次第に重課金者へなっていくという期待値が大きい。
また、課金しなくても自社のソシャゲに遊んでもらうチャンスでもある。
CMやネットの広告を打つなら今である。
そこで娘に電話で言った。
「課金するなよ」
「しないよ・・・」
「ソシャゲ業界は学生に課金させるチャンスをコロナに便乗して狙ってるからな」
そうは伝えたが、「課金するなよ」より「今年受験生なんだから勉強しろよ」が一番言うべきことだった。
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