先日、平成の寅さんこと木場くん(結婚願望ありのバツイチ)の新たな恋愛事情を書きました。

婚活サイトで出会ったロシアや中国の外国人 → 生命保険営業の二十代後半のちぃちゃん → ナンパした変態性の強い女子 → 婚活サイトで知り合ったシリアの軍人女性・・・
という女子遍歴をここ2年半ぐらいで経て、現在進行形なのが、僕が勝手に「ミスアマゾン」と呼ぶ二十歳女子です。

彼女は元々木場くん行きつけの居酒屋の店員で、コロナ禍の中、一緒にご飯を食べに行くようになりました。

しかし、彼女はご飯を一緒に食べに行く度にスマホで見つけた商品を見せて「これ欲しー」とねだります。

そして、バツイチ子供なしなのに何故か父性が沸いてしまう木場くんは、「いいよ」となんでも買ってあげるそうですが、そこから新たな展開がありました。(ここまでは前回参照)

木場くんから、
「またおじいちゃんしてしまった 
ニンテンドーSwitchを買ってしまった泣」
と二行だけのメールが来たその夜、僕はまた電話しました。
「どういうことよ?」と。

話を聞くと急な展開になっていました。
1995年頃に「SPA!」でオウム事件を扱っていた頃の「ゴーマニズム宣言」のようなリアルタイム進行です。

前日ミスアマゾンとご飯を食べた木場くんは、ミスアマゾンからある告白を受けるのでした。
「好きだった先輩から告白された」と。

ミスアマゾンは保育士の学校に通う短大生。
サークルかゼミか何かの先輩なのでしょう。

それを聞いた木場くんは、紳士に一言、「好きなら付き合えばいいよ」。

でもミスアマゾンは、こう言うのでした。

「前のカレシが忘れられない・・・」

「ドライフラワー」みたいに枯れない恋なのでしょうか。
僕は木場くんに「前のカレシを忘れるために付き合えばいいじゃんね」と間接的に伝えました。

木場くんも同じ考えのようですが、ミスアマゾンは悩んでいたそうです。

そして、結論が出ないまま、ご飯の帰りにミスアマゾンは、木場くんにこう言うのでした。

「ちょっとドンキに寄っていきたい」

木場くんは、「なんか俺も嫌な予感したんだけどねー」

そして釘を刺すのでした。

「俺、もう買わないよ?新しいカレシのところに行くんだし」

するとミスアマゾン、
「本当は木場さんの方が好きです」


これまでの悩み相談はなんなんだ。

告白するにしてもドンキ前はないだろ!

すると、木場くん、「俺と付き合う?」

彼女、「うん。。。」

そして、ニンテンドーSwitchを買うという流れに。

夢グループの社長だってそんなに甘くないぞ。


「で、付き合うことになったの?」と聞くと、
「付き合うことになったけど、2週間後に最終的にどっちか決めるらしい」

何故2週間後なのかというと、9月から2週間、ミスアマゾンの保育士の実習があるという。

それが終わってから先輩か木場くんか決めるそうです。

それって木場くん。まだリングにも上げてもらっていない状態かもしれないよ?


・・・もしかしたらだけど、先輩ともう付き合っていて、2週間後に最後にもう一品だけ買ってもらうつもりじゃないか?
前買わされたペアルックも既に先輩と着ているかもしれん!


木場くんが言うには、「告白してきたカレには伝えているんだって。よく会うおじさんがいるって」。

木場くん、ミスアマゾンから男じゃなくて「よく会うおじさん」って言われてるよ!!


・・・これは2週間待つ理由があるのか?

その間にミスアマゾンのマンションの保証人とかにならなければいいが。

ちなみにミスアマゾンは、実家暮らしだそうです。

「なんで知っているの?」と聞くと、「アマゾンで物買ってあげる時、送り先を彼女の住所にするから。マンションじゃなくて一軒家だった」。

そ、それは良かった。グーグルストリートビューで遊びに行けるね・・・。


そんな木場くんは、最後に「運命の人」について僕に語るのでした。

「占いで診たら、生命保険のちぃちゃんの生年月日が『大親友』で、保育士の彼女の生年月日が『運命の人』と出てて、びっくりしたんだよね」

僕、「へえー占い師に診てもらったんだ?」
木場くん、「本で読んだ(立ち読みで)」

書店の占いコーナーで立ち読みして感動している木場くん。

背中がきっと寂しいよ~。


そんな木場くん、2週間後に決着はつくのでしょうか。

曖昧に引き延ばされないことを祈りたくもありますが、本人が楽しいならそれでいいとも思うのでした。